やな【梁/簗】
川の瀬に杭(くい)などを八の字形に並べ、水をせき止めて1か所をあけ、そこに梁簀(やなす)を張って流れてくる魚を受けて捕る仕掛け。上り梁・下り梁などがある。《季 夏》「手に足に逆まく水や—つくる/...
やな
[終助]《間投助詞「や」+終助詞「な」から》名詞、形容動詞の語幹、動詞・形容詞の終止形に付く。感動・詠嘆の意を表す。…だなあ。…であるよ。…ことよ。「幼(をさな)の御物言ひ—」〈源・宿木〉 「む...
やな‐あさって【弥な明後日】
「やのあさって」に同じ。
やない【柳井】
山口県南東部の市。瀬戸内海に面し、商業港として発達。エレクトロニクスや機械工業が行われる。刺身用の甘露醤油を特産。人口3.5万(2010)。
やない‐し【柳井市】
⇒柳井
やない‐ば【柳葉】
1 柳の葉の形をした鏃(やじり)。 2 鐙(あぶみ)の、足をのせる部分の周縁部の名。
やない‐ばこ【柳筥】
柳の細枝を編んだ箱。また、柳の木を細長く三角に削って寄せ並べ、生糸やこよりで編んだ蓋(ふた)つきの箱。硯(すずり)・墨・筆・短冊や冠などを納めた。後世、蓋の足を高くして台として用い、冠・経巻など...
やな‐うんじょう【梁運上/簗運上】
江戸時代、川に梁を設けて魚を捕る者に課した税。
やなか【谷中】
東京都台東区北西部の地名。寺が多く、天王寺には幸田露伴「五重塔」のモデルになった五重塔があったが、昭和32年(1957)焼失。 栃木県南部の渡良瀬川沿いにあった村。田中正造(たなかしょうぞう...
やなか‐しょうが【谷中生姜】
葉生姜の品種の一つ。芽の根本が赤く、初夏に出荷される。江戸期に谷中の特産品だった。