チベット【Tibet】
中国南西部の自治区。主都はラサ。ヒマラヤ山脈の北、崑崙(こんろん)山脈の南にある高原地帯で、羊・ヤギ・ヤクなどの牧畜が盛ん。住民の多くはチベット族。唐代に最初の統一王国が成立、吐蕃(とばん)と呼...
チベット‐こうきあつ【チベット高気圧】
夏にチベット高原の上空に現れる温暖高気圧。地表部は低圧になり、モンスーンの発達と関係が深い。
チベット‐こうげん【チベット高原】
中国南西部、ヒマラヤ山脈と崑崙(こんろん)山脈の間の高原。塩湖が多い。
チベット‐ご【チベット語】
シナ‐チベット諸語に属する言語。チベット自治区とその周辺で話されている。文字は、チベット文字を用いる。サンスクリット仏典のチベット語訳をはじめ、多くの古い文献をもつ。
チベット‐じちく【チベット自治区】
⇒チベット
チベット‐すなぎつね【チベット砂狐】
食肉目イヌ科の哺乳類。褐色または灰褐色の厚い毛皮をもつ。チベットやネパールなどの乾燥地帯に生息。
チベット‐どうらん【チベット動乱】
中国によるチベット統治に対して1956年に勃発した、チベット人による独立運動。中国は1950年にチベット全域を武力で併合。協定に違反してチベット北部の社会主義化を強行したため、反発した民衆が蜂起...
チベットヒマラヤ‐さんかい【チベットヒマラヤ山塊】
ヒマラヤ山脈およびチベット高原の高度3000メートル以上の部分の山塊。
チベット‐ぶっきょう【チベット仏教】
7世紀、吐蕃(とばん)王国時代にインドから伝わり、チベットを中心に発展した大乗仏教の一派。後期インド仏教の教理と密教を継承。15世紀にゲルク(徳行)派がおこり改革。黄帽派といわれ、以後主流となり...
チベット‐ぼうめいせいふ【チベット亡命政府】
チベット動乱に対する中国政府の弾圧を逃れて亡命したダライ=ラマ14世が1959年インド北部に樹立した政府。当初ムスーリに置かれたが1960年5月ダラムサラに移転。正式名称は中央チベット政権。→ガ...