出典:gooニュース
米資産運用会社ブラックロック、パナマ運河の港湾事業を香港企業から買収…「純粋に商業的なもの」
【ニューヨーク=小林泰裕】世界最大級の資産運用会社である米ブラックロックは4日、パナマ運河の主要2港の港湾事業などを香港企業から228億ドル(約3・4兆円)で買収すると発表した。トランプ政権はパナマ運河が中国の支配下にあると主張し、パナマ政府に中国の影響力を排除するよう求めていた。
米ブラックロック、パナマ港湾取得へ=総額3.4兆円、トランプ氏に呼応か
【ニューヨーク時事】米投資会社ブラックロックなどの連合体は4日、中米のパナマ運河周辺港湾の運営権を、香港の複合企業CKハチソン・ホールディングスから取得することで基本合意したと発表した。取引総額は228億ドル(約3兆4000億円)規模に達する見通し。「パナマ運河を取り戻す」と宣言するトランプ米大統領の意向に呼応したとみられる。
米ブラックロック、パナマ運河の港湾事業買収 トランプ氏の影響か
発表によると、ブラックロック側は、パナマ運河周辺の港を含む世界の計43港の運営権を香港の長江和記実業(CKハチソンホールディングス)から買い取る。米紙ニューヨーク・タイムズによると、CKハチソン側はパナマ運河の運営から撤退するよう政治的圧力を受けたと考え、米国の買い手を探していたという。他に3件の入札があったが、最終的にブラックロックなどが選ばれた。
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