い‐こう【一向】
[副]《「いっこう(一向)」の促音の無表記》ひたすら。「その代はりに、—に仕うまつるべくなむ」〈源・玉鬘〉
いち【一/壱】
[名] 1 数の名。自然数で最初の数。ひとつ。 2 いちばん初め。1番目。「—の鳥居」 3 物事の最初。「—から出直す」 4 最もすぐれていること。最上。最高。「—の子分」「世界—」 5 三味...
いち【一】
[音]イチ(呉) イツ(漢) [訓]ひと ひとつ [学習漢字]1年 〈イチ〉 1 数の名。ひとつ。「一一・一枚/逐一・万一」 2 物事の最初。一番目。「一位/第一」 3 ひとたび。「一応・一巡...
いちあくのすな【一握の砂】
石川啄木(いしかわたくぼく)の第1歌集。明治43年(1910)刊。1首3行書きの新形式で、生活感情を平易な言葉で表現した短歌551首をのせる。
いち‐あん【一案】
多くの中の、一つの考え。他とは別の、もう一つの考え。「それも考慮したい—だ」
いち‐い【一位】
イチイ科の常緑高木。深山に生え、樹皮は赤褐色で浅い裂け目がある。葉は針状で、ややねじれた羽状につく。雌雄異株。実は種子を肉質の仮種皮が覆い、秋に熟して、甘い。材は緻密で光沢があり、建築・家具・細...
いち‐い【一位】
1 第一の地位。首位。「—の成績」 2 最も高い位階。「正—」「—が追贈される」 3 一の桁(けた)の数。「小数点第—」
いち‐い【一意】
1 一つの考え。また、考えが同じであること。「—性」 2 (副詞的に用いて)一つの物事に心を集中すること。ひたすら。「—学業に励む」
いち‐い【一葦】
《1枚の葦(あし)の葉の意》一そうの小舟。
いちいか【一以下】
《原題Less Than One》ブロツキーの散文集。1986年刊。別邦題「レス・ザン・ワン」。