いざ鎌倉(かまくら)
《謡曲「鉢木(はちのき)」の「鎌倉に御大事あらば…一番に馳(は)せ参じ」から》一大事が起こった場合。万一の時。いよいよ行動を起こす時。
いざという時(とき)
非常事態の起こった場合。一大事発生の時。「—に備える」
お‐いえ【御家】
1 貴人・主君などの家の敬称。また、他人の家の敬称。「—の一大事」 2 主婦の居間。また、畳を敷いた部屋。座敷。「母者人、女房ども…—の真中、どっかと坐れば」〈浄・忠臣蔵〉 3 上方で、良家の妻...
さんとう‐の‐せんぎ【三塔の僉議】
比叡山の三塔の僧徒が一山の一大事に際し、東塔の大講堂の広庭に集まって評議すること。
しん‐しょう【身上】
1 身の上。一身上のこと。しんじょう。 2 財産。資産。身代(しんだい)。また、家の経済状態。暮らし向き。「—をこしらえる」「—をつぶす」 3 給金。芝居関係者の間で用いられた語。「身分だの—だ...
すわ
[感] 1 突然の出来事に驚いて発する語。そら。さあ。あっ。「—一大事」 2 相手が気づかずにいるときに注意を喚起するために発する語。そら。ほら。「—稲荷より賜るしるしの杉よ」〈更級〉
すわ‐こそ
[感]《「こそ」は、もと係助詞》「すわ」を強めていう語。「—一大事」
世帯(せたい)仏法(ぶっぽう)腹念仏(はらねぶつ)
仏法も念仏も、要するに現世の生活のためのものにほかならないの意。「—、口に食ふが一大事」〈浄・今宮の心中〉
そん‐めつ【存滅】
存在することと滅亡すること。「霊魂の—に関するがごとき一大事」〈倉田・愛と認識との出発〉
たい‐へん【大変】
[名・形動] 1 重大な事件。大変事。一大事。「国家の—」 2 物事が重大であること。また、そのさま。「—な失敗をする」「大型台風の通過で—な被害を受ける」「弥次さんおめえ何のまねをしたのだ—...