かり‐ぶしん【仮普請】
[名](スル)一時しのぎの簡単な建築。⇔本普請。
臭(くさ)い物(もの)に蓋(ふた)をする
悪事や醜聞などを、他に漏れないように一時しのぎに隠そうとするたとえ。
くち‐しのぎ【口凌ぎ】
1 一時しのぎに食べること。また、その食べ物。「お—に茶菓子をどうぞ」 2 暮らしを一時的にしのぐこと。「—の仕事」
こうやく‐ばり【膏薬張り/膏薬貼り】
1 ふすまや障子などの、破損した部分だけを、小さい紙を膏薬のようにはって一時しのぎに繕うこと。また、その繕ったところ。「煤(すす)けた障子の—を続けながら」〈藤村・嵐〉 2 その場しのぎの処置。
こ‐そく【姑息】
[名・形動]《「姑」はしばらく、「息」は休むの意から》一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その場しのぎ。「—な手段をとる」「因循—」 [補説]近年、「その場だけの間に合わせ」...
こ‐と【糊塗】
[名](スル)一時しのぎにごまかすこと。その場を何とか取り繕うこと。「失態を—する」
しのぎ【凌ぎ】
1 苦しい局面やつらいことを、なんとかもちこたえて切り抜けること。また、その方法・手段。「急場—」「退屈—」 2 《「一時しのぎ」の意から》会葬者に出す食事。非時。
そのば‐しのぎ【其の場凌ぎ】
あとのことは考えずに、その場だけをとりつくろうこと。また、そうした態度・口実。一時しのぎ。そのばのがれ。「—の答弁」
茶腹(ちゃばら)も一時(いっとき)
茶を飲んでも、しばらくの間は空腹をしのぐことができる。わずかなものでも、一時しのぎになることのたとえ。
とうざ‐しのぎ【当座凌ぎ】
さしあたって、その場だけをまにあわせること。一時しのぎ。「—の修理」