あく‐そう【悪相】
1 恐ろしくて気味の悪い顔つき。醜い人相。 2 不吉な兆し。縁起の悪い現象。「天より悪事の物降り、様々の—を現ず」〈今昔・一・一三〉
あく‐む【悪夢】
1 いやな恐ろしい夢。また、不吉な夢。「—にうなされる」 2 夢としか思えないような、思い出すのもいやで恐ろしい現実のたとえ。「戦争の—」
鼬(いたち)の道切(みちき)り
1 行く手をイタチが横切ると不吉の前兆であるとする俗信。 2 「鼬の道」に同じ。
いまいま‐し・い【忌ま忌ましい】
[形][文]いまいま・し[シク] 1 非常に腹立たしく感じる。しゃくにさわる。「—・い泥棒猫め」「—・いことに今日だけ天気が悪いらしい」 2 けがれを避けて慎むべきである。遠慮すべきである。「ゆ...
いまわし・い【忌まわしい】
[形][文]いまは・し[シク] 1 不吉だ。縁起が悪い。「—・い夢」 2 嫌な感じである。不愉快である。「—・い思い出」 [派生]いまわしげ[形動]いまわしさ[名]
い・む【忌む/斎む】
[動マ五(四)] 1 (忌む) ㋐呪術的な信仰などから、不吉なものとして避ける。禁忌とする。「葬式は友引の日を—・む」「宗教上、肉食を—・む」 ㋑嫌って、避ける。「革新を—・む」「退屈を—・む」...
縁起(えんぎ)でもな・い
不吉で縁起が悪い。「事故にあいそうだなんて、—・い」
扇(おうぎ)忌忌(ゆゆ)し
《漢代、班婕妤(はんしょうよ)が、秋風が吹くと捨てられる扇に自分をたとえて「怨歌行」を作ったという「文選」の故事から》扇は男女の仲にとって不吉だということ。「名にし負はば頼みぬべきをなぞもかく—...
かげ【影/景】
《「陰」と同語源》 1 日・月・星・灯火などの光。「月の—」「木陰にまたたく灯火(ともしび)の—」 2 光が反射して水や鏡などの表面に映った、物の形や色。「湖面に雲の—を落とす」 3 目に見える...
きた‐まくら【北枕】
1 枕を北に置いて寝ること。釈迦が涅槃(ねはん)のとき頭を北に、顔を西に向けて臥(ふ)したといわれることから、死者を寝かせるときの作法とされる。ふつう不吉として忌む。 2 フグ科の海水魚。全長約...