朝(あした)に夕(ゆう)べを謀(はか)らず
《「春秋左伝」昭公元年から》朝にその日の夕方のことを考えないの意から、先のことを考えない、また、考える余裕がないことをいう。朝に夕べを慮(おもんぱか)らず。
あまり‐あ・る【余り有る】
[連語] 1 さらに十分な余裕がある。十分である。「功績が過失を償って—・る」 2 どんなに…してもまだ十分でない。「彼の死は惜しんでも—・ることだ」
有(あ)る時(とき)払(ばら)いの催促(さいそく)なし
借金の返済について、お金の余裕があるときに返せばよく、催促もいっさいしないということ。最も寛大な返済条件をいう。
衣食(いしょく)足(た)りて礼節(れいせつ)を知(し)る
《「管子」牧民の「倉廩(そうりん)実(み)ちて則ち礼節を知り、衣食足りて則ち栄辱(えいじょく)を知る」から》人は、物質的に不自由がなくなって、初めて礼儀に心を向ける余裕ができてくる。衣食足りて栄...
いっぱい‐いっぱい【一杯一杯】
[形動][文][ナリ] 1 少しの余裕もないさま。「もう—で、これ以上は入らない」「今月は用事が多くて—だ」 2 特に、金銭の支払い・貸借などで、最大限に達しているさま。「銀行からも—に借りている」
いっ‐ぱつ【一髪】
1 1本の髪の毛。 2 遠くの山々の景色が、1本の髪の毛のようにかすかに見えること。「青山—」 3 《1本の髪の毛をはさむほどのゆとりしかない意から》非常に差し迫っていること。余裕のないこと。「...
いん‐しょう【印象】
[名](スル) 1 人間の心に対象が与える直接的な感じ。また、強く感じて忘れられないこと。「鮮やかな—を与える」「—が薄い」「第一—」「静かに物象を眺め、自然を—するほどの余裕もなかった」〈倉田...
うだ・る【茹る】
[動ラ五(四)]《「ゆだる」の音変化》 1 「ゆだる」に同じ。「卵が—・る」「銭湯で—・る」 2 暑さのため、からだがぐったりする。「猛暑に—・る」 3 疲れや酔いなどでからだがふらふらになる。...
うるおい【潤い】
1 適度の水分を含むこと。しめり。「肌の—を保つ」 2 落ち着きのある味わい。精神面で、ゆとりがみられること。情味。「心の—」「—のある文章」 3 金銭的に余裕ができること。豊かになること。「暮...
おし‐つま・る【押(し)詰(ま)る】
[動ラ五(四)] 1 事態・時日などに余裕がなく、目前に迫ってくる。切迫する。「情勢が—・る」 2 年の暮れに近づく。「今年もいよいよ—・りまして」