えっちゅう‐じま【越中島】
東京都江東区南西部の地名。明治8年(1875)日本最初の商船学校(のちの東京商船大学)が設置された。名は榊原越中守の別邸があったことによる。
かいらくえん‐やき【偕楽園焼】
紀州徳川家の御庭(おにわ)焼き。文政(1818〜1830)ごろ、10代藩主治宝(はるとみ)が別邸西浜御殿内の偕楽園で、京都の楽(らく)焼の陶工や永楽保全らに焼かせたのに始まる。交趾(コーチ)焼の...
きこく‐てい【枳殻邸】
京都市下京区東六条にある東本願寺の別邸。江戸初期、石川丈山が作庭した回遊式庭園が有名。周囲にカラタチが植えてある。渉成園(しょうせいえん)。
ごよう‐てい【御用邸】
皇室の別邸。避暑・避寒のために利用される。 [補説]現在ある御用邸は3か所。葉山御用邸(神奈川県葉山町)は明治27年(1894)、那須御用邸(栃木県那須町)は大正15年(1926)、須崎御用邸(...
しきな‐えん【識名園】
沖縄県那覇市にある、中国皇帝からの使節接遇のために造られた琉球王家の別邸跡。沖縄独自の様式の中に中国風の六角堂などを取り入れた回遊式庭園で、完成は尚温(しょうおん)王時代の1800年ごろといわれ...
し‐きょく【史局】
史書を編纂(へんさん)する場所。徳川光圀(とくがわみつくに)が「大日本史」を編纂するため江戸駒込の別邸に置いた史局が知られる。
しらかわ【白川/白河】
京都市北東部を流れる白川流域の地名。平安時代に藤原氏の別邸白河殿があった。
(白河)福島県南部の市。もと松平氏の城下町。南湖公園、南端には白河関跡がある。平成17年(2005)11月、表郷(...
てい【邸】
[常用漢字] [音]テイ(漢) [訓]やしき やしき。大きな家。「邸宅・邸内/官邸・豪邸・私邸・別邸・本邸」 [名のり]いえ
てんきょう‐かく【天鏡閣】
福島県猪苗代町にある建物。有栖川宮威仁(たけひと)親王の別邸として、明治41年(1908)に完成。現在は一般に公開されている。本館と別館、表門は重要文化財。
なり‐どころ【業所】
1 生産をする田地と、そこに設けた家。田地と邸宅。「逆流を塞ぎて—を全くせよ」〈仁徳紀〉 2 別邸。別荘。「飛鳥の皇女の—に幸(いでま)す」〈持統紀〉