あぶな【危な】
《形容詞「あぶなし」の語幹》危ないこと。「あな—やとよ」〈保元・中〉
あぶな・い【危ない】
[形][文]あぶな・し[ク] 1 災いが起こりそうである。危険だ。「—・い遊び」「—・い目に遭う」 2 すぐにだめになりそうである。消滅・破産・死などの状態が近い。「経営が—・くなる」「命が—・...
あぶなっかし・い【危なっかしい】
[形]いかにも危ない感じがするさま。「—・い手つき」 [補説]「あぶない」に比べて、わきで見ている者の主観的判断が強く含まれている。 [派生]あぶなっかしがる[動ラ五]あぶなっかしげ[形動]あぶ...
あま‐の‐いのち【天の命】
天から授かった大切な命。「さてもさても危ない目に逢うた、—を拾うた」〈謡・夜討曽我〉 [補説]「天命(てんめい)」を訓読みにした語か。
あやう・い【危うい】
[形][文]あやふ・し[ク] 1 危険が迫っている。あぶない。「—・いところを助かった」 →危ない[用法] 2 気掛かりである。心もとない。不安だ。「世のうけひくまじきことなれば、中々—・くおぼ...
命(いのち)生(い)・く
1 生き長らえる。「年老い衰へたる母、—・きても何にかはせんなれば」〈平家・一〉 2 命を取り留める。危ないところを助かる。「たとひ兼康—・きて、再び平家の御方へ参りたりとも」〈平家・八〉
おっとっと
[感]器に注ぐ酒などがこぼれそうになったり、失敗しそうになったりするときに発する声。おっと。「—危ない、危ない」
から・い【辛い/鹹い】
[形][文]から・し[ク] 1 トウガラシ・ワサビなどのように、舌やのどを強く刺激するような味である。「インド風の—・い料理」→五味(ごみ) 2 (鹹い)塩気が多い。しょっぱい。「—・い煮つけ」...
気(き)が◦する
そのように感じられる。そのような気になる。「危ない—◦する」「食べる—◦しない」
きき‐いっぱつ【危機一髪】
髪の毛1本ほどのごくわずかな差で危機におちいりそうな危ない瀬戸際。「—のところで難を免れる」