いし‐がっせん【石合戦】
二手に分かれ、石を投げ合って戦うこと。祭礼・年中行事や子供の遊びとして行われた。石打ち。→印地(いんじ)
いしばしやま‐の‐かっせん【石橋山の合戦】
治承4年(1180)、源頼朝が伊豆で兵を挙げて石橋山に陣をとったが、平家方の大庭景親(おおばかげちか)らに敗れた戦い。
うた‐がっせん【歌合戦】
二組に分かれ、歌のうまさを競い合うこと。→紅白歌合戦
かっ‐せん【合戦】
[名](スル) 1 敵味方が出あって戦うこと。戦い。「関ヶ原の—」 2 (「がっせん」の形で)名詞の下に付いて、激しく争うさまを表す。「乱売—」「蛍—」
かわず‐がっせん【蛙合戦】
「蛙軍(かえるいくさ)」に同じ。
こうあんがっせん【弘安合戦】
⇒霜月騒動
こうはく‐うたがっせん【紅白歌合戦】
大晦日(おおみそか)の夜に放送される、NHKの歌謡番組。男女が紅(あか)組・白組に分かれて競う。第1回は昭和26年(1951)にラジオの正月番組として放送。昭和28年(1953)からはテレビとラ...
こくせんやかっせん【国性爺合戦】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。正徳5年(1715)大坂竹本座初演。鄭成功の英雄譚に材をとったもので、日本・中国を舞台にした構想雄大な作品。
さるかに‐かっせん【猿蟹合戦】
日本の昔話。柿をめぐって猿に欺かれて殺されたカニの子が、臼(うす)・杵(きね)・ハチ・クリなどの助力を得て親の恨みを晴らす。
しんしゅうかわなかじまかっせん【信州川中島合戦】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。享保6年(1721)大坂竹本座初演。「甲陽軍鑑」を脚色したもの。三段目口(くち)の「輝虎配膳(てるとらはいぜん)」が有名。