あかし‐やき【明石焼(き)】
1 兵庫県明石市とその周辺で産する陶器。 2 鶏卵にだし汁・小麦粉・浮粉・タコを加え、丸いくぼみのある鉄鍋で球状に焼いたもの。だし汁につけて食べる。兵庫県明石市の名物で、当地では玉子焼きと呼ぶ。
あさがお‐せんべい【朝顔煎餅】
元禄(1688〜1704)のころの江戸の名物で、朝顔の花の形をしたせんべい。
あわ‐おこし【粟粔籹】
糯粟(もちあわ)を蒸して煎(い)り、黒砂糖を用いて固めたもの。現在は、蒸して乾燥し煎って砕いた糯米と水飴(みずあめ)とで作る。大阪の名物。岩おこし。
いかが‐し・い【如何しい】
[形][文]いかが・し[シク]《「いかが」の形容詞化》 1 どうであろうかと疑われる。不安だ。いかがわしい。「アマリ—・イカライタシマセン」〈和英語林集成〉 「内々(ないない)のことを、他人中(...
いか‐めし【烏賊飯】
イカの足と腹わたをとりのぞき、胴にもち米をつめて、砂糖としょうゆなどで甘辛く煮た料理。北海道渡島地方の名物。
いくよ‐もち【幾世餅】
江戸両国名物のあん餅。元禄(1688〜1704)のころ、小松屋喜兵衛が吉原の遊女幾世を落籍して妻とし、その名をつけて売り出した。
いちごひとふり【一期一振】
鎌倉時代の刀工、粟田口吉光の作による日本刀(太刀)。享保名物帳所載。短刀の名手として知られた吉光の銘がある希少な太刀として知られる。豊臣秀吉や徳川家康などが所有し、現在は皇室御物として宮内庁が管理。
いつくしま‐ぎれ【厳島切】
厳島神社所蔵の名物切の一。二重の四角の内に螭竜文(あまりょうもん)を織り出した浅黄の緞子(どんす)。
いのち‐とり【命取り】
1 生命、または地位・財産などを失う決定的な原因になる事柄。「—の病気」「失言が—となる」 2 相手の命を奪うほどの美女または美男をいう語。「堺町の名物—め、何の生まれ替はりてあの美しさ」〈浮・...
いもかわ‐うどん【芋川饂飩】
平打ちうどん。ひもかわうどん。東海道の宿場芋川(愛知県刈谷市)の名物だった。