ぎん‐み【吟味】
[名](スル)《3が原義》 1 物事を念入りに調べること。また、念入りに調べて選ぶこと。「よく—した材料を用いる」 2 罪状を調べただすこと。詮議(せんぎ)。「役人の—を受ける」 3 詩歌を吟じ...
ぎんみ‐うかがいがき【吟味伺書】
江戸時代、幕府の吟味筋(刑事裁判)で、専決権をもたない事件について、いかなる刑を科すべきか上司に指示を仰ぐ文書。代官より勘定奉行へ、あるいは寺社・町・勘定の三奉行などより老中へ提出された。
ぎんみ‐かた【吟味方】
⇒吟味掛(ぎんみがかり)
ぎんみかた‐あらためやく【吟味方改役】
江戸幕府の職名。勘定吟味役のもとで、勘定方の調べた公文書を再吟味する役。
ぎんみ‐がかり【吟味掛】
江戸時代の裁判で、訴訟や犯罪を調べただす役。吟味役。吟味方。
ぎんみ‐すじ【吟味筋】
江戸幕府の裁判手続きの一。被疑者を奉行所や代官所の独自の判断で召喚して審理するもの。今日の刑事裁判にあたる。→出入(でい)り筋
ぎんみ‐もの【吟味物】
江戸時代、吟味筋(すじ)によって裁判が行われる刑事事件。
ぎんみもの‐しらべやく【吟味物調役】
江戸幕府の職名。寺社奉行・町奉行のもとで、刑事訴訟の下調べや公文書の調査などをする役。
ぎんみ‐やく【吟味役】
⇒吟味掛(ぎんみがかり)