姓氏の一。
おおこうちかずお【大河内一男】
[1905〜1984]経済学者。東京の生まれ。河合栄治郎に社会政策学を学び、社会政策を科学の領域まで高めた。昭和38年(1963)から東大総長。同43年、大学紛争の責任をとって辞任。「太った豚よりやせたソクラテスになれ」などの名言を残した。著「独逸社会政策思想史」「社会政策の経済理論」など。
おおこうちでんじろう【大河内伝次郎】
[1898〜1962]映画俳優。本名は大辺男 (おおべますお) 。福岡の生まれ。伊藤大輔 (いとうだいすけ) 監督と組んで、昭和初期の時代劇映画に活躍した。代表作は「忠次旅日記」(三部作)「丹下左膳」「続大岡政談・魔像篇」など。
おおこうちまさとし【大河内正敏】
[1878〜1952]工学者・実業家。東京の生まれ。東大教授。理化学研究所長として、理研の発展と、理研コンツェルン60数社の創立、組織化に尽力。「科学主義工業」を唱えた。
出典:青空文庫
・・・て遊んでばかりいた。大河内子爵の先代や下岡蓮杖や仮名垣魯文はその頃・・・ 内田魯庵「淡島椿岳」
・・・じなければいけない。大河内伝次郎は、必ず試合に勝たなければいけない・・・ 太宰治「弱者の糧」
・・・よりからだが丈夫で、大河内昇とか、星武太郎などの重すぎる名を有し、・・・ 太宰治「HUMAN LOST」