かい‐きょう【契経】
1 仏語。仏教経典の総称。経。人の心にかない、法の理に合するので契という。 2 ⇒修多羅(しゅたら)2
キタイ【Khitai】
4世紀以来、遼河支流シラ‐ムレン流域にいたモンゴル系の遊牧民族。10世紀初めに耶律阿保機(やりつあぼき)が周辺の諸民族を統合し、その子太宗のとき国号を遼とした。12世紀初めに宋と金に滅ぼされたが...
きったん【契丹】
⇒キタイ
きったんこくし【契丹国志】
中国の歴史書。27巻。南宋の葉隆礼撰。1180年成立。契丹(遼)の歴史を紀伝体で記述したもの。
きったん‐もじ【契丹文字】
契丹族が10世紀の遼代に制定し、金でも使用された文字。字形は漢字に似て、表意文字の大字と表音文字の小字とから成るが、現在もすべては解読されていない。
けい【契】
朝鮮で、李朝時代に村落などで広く行われていた相互扶助組織。
けい【契】
[常用漢字] [音]ケイ(漢) [訓]ちぎる 1 約束する。ちぎる。「契約/密契・黙契」 2 割符。「契印・契合」 3 うまく合う。「契機」 4 記号や文字をきざみつける。書いた文字。「契文/書...
けい‐いん【契印】
1 数枚からなる書類が一連のものであることを証明するために二つの紙面にまたがらせて押す印。また、発行する文書とその原簿との両方にまたがらせて押す。→割り印 2 ⇒印相(いんぞう)
けい‐かつ【契闊】
別れて長い間会わないこと。ぶさた。久闊(きゅうかつ)。
けい‐き【契機】
1 きっかけ。動機。「失敗を—に体制を立て直す」 2 ヘーゲルの弁証法の用語。全体を構成するために不可欠な要素。また、事物の動的過程において、その変化・発展を規定する本質的・必然的な通過段階。