出典:gooニュース
【実録 竜戦士たちの10・8】(48)高木監督「優勝しかないでしょ」オーナーの“答え出せ”にキッパリ
◇長期連載【第2章 それぞれの再出発】 中日の沖縄キャンプで2度目の休日となった1994年2月10日。ひっそりとした無人の石川球場にトレーニングウエア姿で現れたのが中村武志と立浪和義だった。 中村は右ふくらはぎを痛め、立浪は腰痛のため、第2クールはほぼ別メニューでの調整を余儀なくされた。そんな2人が「だいぶ痛みもなくなったので」と休日返上トレにやってきたのだ。
【実録 竜戦士たちの10・8】(47)”動く監督”となった高木監督 過去2年間では見られなかった明らかな変化を見せた
◇長期連載【第2章 それぞれの再出発】 ちょっと異様な光景だった。1994年2月2日、中日キャンプ2日目の沖縄・石川球場。内・外野の連係プレーの練習が始まると川又米利、彦野利勝、山崎武司、松井達徳、清水雅治、伊礼忠彦と、実に6人が右翼の守備位置に就いたのだ。 左翼はジェームズ、中堅はパウエルの1人だけ。バランスを考えれば左翼、中堅にも1人でも2人でも回した方が…と思
【実録 竜戦士たちの10・8】(46)キャンプインは激しい雨スタートも…初日から屋内練習場、ブルペンには熱気が充満
◇長期連載【第2章 それぞれの再出発】 1994年2月1日。プロ野球界では「元日」といわれるキャンプインの日を迎えた。沖縄・石川球場のグラウンドでウオーミングアップが始まった頃のことだ。監督の高木守道に手招きされ監督室に入ると、壁には額に入った一枚の色紙が掛けられていた。 色紙には「怒らず 恐れず 悲しまず」の文字。91年秋に高木が監督に就任して以来「特別アドバイザー
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