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辞書
1 その家を継ぐべき子。あととり。嫡子。
2 相続すべきその家の財産・事業などの総体。跡目。「—を譲る」
3 民法旧規定で、戸主の身分に備わる権利と義務。戸主の地位。
4 中世、一門・一族の長。棟梁 (とうりょう) 。
5 江戸時代、武士が、主君から与えられた封禄。跡式。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
かとくそうぞく【家督相続】
民法旧規定で、戸主が死亡・隠居などをした際、一人の相続人が戸主の身分・財産を相続すること。また、その制度。一般には、嫡出男子の年長者が相続した。第二次大戦後の民法改正で廃止。
出典:青空文庫
・・・理はそれほど容易に、家督を譲る気になれたのであろう。――「御尤も・・・ 芥川竜之介「忠義」
・・・なのを倖い、寺田屋の家督は自身腹を痛めた椙に入聟とってつがせたい・・・ 織田作之助「螢」
・・・六郎澄元殿を取立てて家督にして終い、政元公を隠居にして魔法三昧で・・・ 幸田露伴「魔法修行者」
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