おと‐な【乙名】
《「おとな(大人)2」の意》 1 (「長老」「宿老」とも書く)室町時代、惣(そう)を指導した有力な名主(みょうしゅ)。 2 江戸時代、長崎で町役人の職名。長崎奉行に属し、町内の行政事務を扱った。
さび‐つきげ【宿月毛/宿鴾毛】
馬の毛色の名。錆のようにやや黒みを帯びた月毛色。
しゅう‐とく【宿徳】
[名・形動ナリ]《「しゅくとく」の音変化という》 1 僧などが修行して、人徳のあること。また、その人や、そのさま。「気遠げなる—の僧都僧正の際は」〈源・橋姫〉 2 落ち着いて威厳のあること。重々...
しゅく【宿】
[名] 1 泊まること。また、その場所。やどや。旅館。 2 宿場。宿駅。「間(あい)の—」 3 星座。星宿。 [接尾]助数詞。旅の宿りを数えるのに用いる。「一—一飯」
しゅく【宿】
[音]シュク(漢) スク(呉) [訓]やど やどる やどす [学習漢字]3年 〈シュク〉 1 一時的に寝泊まりする所。やど。「宿駅/下宿・旅宿」 2 寝泊まりする。やどる。「宿舎・宿直・宿泊/...
しゅく‐あ【宿痾】
長い間治らない病気。持病。痼疾(こしつ)。宿疾。宿病。「—に悩む」
しゅく‐あく【宿悪】
1 過去に犯した悪事。また、以前から重ねてきた悪事。旧悪。 2 仏語。前世で犯した悪事。⇔宿善。
しゅく‐い【宿意】
1 前々から持ちつづけてきた考え。年来の希望や志。「—がかなう」 2 かねてから抱いている恨み。宿怨(しゅくえん)。宿恨。「—を晴らす」
しゅく‐いり【宿入り】
宿所・宿場に入ること。「その時は小室節の最中、—にうたひて」〈浮・一代男・五〉
しゅく‐いん【宿因】
仏語。現世に影響を及ぼす前世の行為。前世の因縁。宿縁。すくいん。