こ‐ま【小間】
1 小さい部屋。「叔父は其奥まった—に閉籠って」〈秋声・足迹〉 2 茶道で、四畳半以下の狭い茶室。 3 建築で、垂木(たるき)や根太(ねだ)などの配列の間隔。一般に、内法(うちのり)の幅。 4 ...
こま‐え【小間絵/駒絵】
小形の挿絵。カット。
こま‐がえし【小間返し】
垂木(たるき)・格子・木摺(きず)りなどの配列で、間隔を部材の幅と同じにしたもの。
こま‐がみ【小間紙】
趣味や装飾用に加工した紙。千代紙・折り紙・包み紙、祝儀・儀式用の紙など。
こま‐ぎり【細切り/小間切り】
細かく切ること。また、その切ったもの。「—の肉」
こま‐ぎれ【細切れ/小間切れ】
1 細かく切られたもの。また、その切れ端。「—の知識」 2 牛肉・豚肉などを細かく切ったもの。「牛肉の—」
こま‐づかい【小間使い】
1 主人の身の回りの雑用をする女性。 2 禁中に仕えた下級の武士。また、江戸幕府で雑用に使われた下役。
こまづかいのにっき【小間使いの日記】
《原題、(フランス)Le Journal d'une femme de chambre》ミルボーによる小説。1900年刊行。
こま‐どり【小間取り/駒取り】
1 勝負事で、人を左右二組みに分けるとき、一・三・五の人を左に、二・四・六の人を右にと、互い違いに分けること。「殿の君たちを五所づつ—にとりて」〈延宝版宇津保・菊の宴〉 2 「子を捕ろ子捕ろ」に...
こま‐むすび【小間結び/細結び】
ひもの両端を打ち違いにし、さらに折り返して結び固める結び方。真結(まむす)び。本結(ほんむす)び。たまむすび。