か‐とく【寡徳】
身に備わる徳望が少ないこと。自身をへりくだっていうのに用いる。「このような仕儀となりましたのも私の—の致すところです」
き‐とく【耆徳】
徳望の高い老人。宿徳。
こし‐ゆい【腰結い】
1 和服・袴(はかま)などのひもを腰部で結ぶこと。また、その結びの部分。 2 袴着(はかまぎ)や裳着(もぎ)の儀式のとき、袴や裳の腰のひもを結ぶ衣紋奉仕の役。徳望のある人が選ばれた。
しき‐りょう【識量】
見識と度量。「徳望—一代の師表たるべき人物を」〈蘆花・思出の記〉
てん‐しゃく【天爵】
《「孟子」告子から》天から授かった爵位。生まれつき備えている徳望。⇔人爵。
桃李(とうり)もの言(い)わざれども下(した)自(おのずか)ら蹊(みち)を成(な)す
《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。
とく【徳】
[音]トク(呉)(漢) [学習漢字]4年 1 りっぱな行いや品性。「徳育・徳義・徳行・徳望/悪徳・威徳・学徳・公徳・高徳・人徳・仁徳・道徳・背徳・美徳・不徳」 2 すぐれた人格者。「碩徳(せきと...
とくぼう‐か【徳望家】
徳望のある人。
ぼう【望】
[音]ボウ(バウ)(漢) モウ(マウ)(呉) [訓]のぞむ もち [学習漢字]4年 〈ボウ〉 1 遠方を見渡す。「望遠・望郷・望見・望楼/一望・遠望・観望・仰望・眺望・展望」 2 まちのぞむ。...