おじ‐け【怖気】
怖がる気持ち。恐怖心。おぞけ。「—がつく」「—をふるう」
おじけ‐だ・つ【怖気立つ】
[動タ五(四)]恐怖心が生じる。おじけづく。「敵の気迫に—・つ」
おじけ‐づ・く【怖気付く】
[動カ五(四)]恐ろしいという気持ちになる。恐怖心がわいて、ひるむ。「怪しい物音に—・く」
おぞ‐け【怖気】
こわがる心。おじけ。「—がつく」
おぞけ‐だ・つ【怖気立つ】
[動タ五(四)]恐ろしさや、いとわしさで身の毛がよだつ。おじけだつ。「髪を解いた生際(はえぎわ)の抜上り方が—・つほど厭(いと)わしく」〈荷風・ふらんす物語〉
怖気(おぞけ)を震(ふる)・う
恐ろしさに身ぶるいをする。非常に恐ろしく思う。「—・って立竦(たちすく)むと涼しさが身に染みて」〈鏡花・高野聖〉