うま‐なり【馬なり】
競馬で、騎乗者が手綱をしごいたりしないで、馬が走るのに任せている状態。
おっ‐ぱな・す【押っ放す】
[動サ五(四)]「放す」を強めていう語。ぱっと放す。一気に放す。「手綱を解いて馬を—・す」
かい‐く・る【掻い繰る】
[動ラ五(四)]《「かきくる」の音変化。「かいぐる」とも》両手を交互に動かして、手元に引き寄せる。たぐり寄せる。「馴れない手に手綱を—・りながら、言った」〈芥川・芋粥〉
かた‐はずし【片外し】
1 江戸時代、御殿女中や武士の妻などの髪の結い方の一。下げ髪を輪に結び、笄(こうがい)を横に挿し、輪の一方を外したもの。 2 歌舞伎の女形用かつらの一。御殿女中や武家女房の役に使う。また、その役...
き【羈】
[音]キ(呉)(漢) 1 手綱でつなぎとめる。つないで自由を奪う。「羈絆(きはん)/不羈」 2 馬で旅をする。「羈客(きかく)・羈旅」 [補説]「覊」は異体字。
き‐せつ【羈紲/羈絏】
1 手綱。また、おもがいと手綱。 2 つなぎとめること。また、その物事。拘束。「再び帰らねばならぬ女の心に—の苦しみを与う」〈漱石・草枕〉
き‐び【羈縻】
[名](スル)《「羈」は馬の手綱、「縻」は牛の鼻綱の意》つなぎとめること。また、そのもの。束縛。「人心を束縛—せず」〈村田文夫・西洋聞見録〉
くち‐ごわ・し【口強し】
[形ク] 1 強く言い張るさま。「—・くて手触れさせず」〈源・葵〉 2 荒れ馬が手綱に従わず、扱いにくいさま。「白葦毛(しろあしげ)なる馬の、きはめて—・きにぞ乗ったりける」〈平家・八〉
口(くち)を切(き)・る
1 話を始める。最初に発言する。「まず彼が話の—・った」 2 開けたことのないふたや栓、封などを開ける。「シャンペンの—・る」 3 馬を歩かせはじめるために、手綱を緩める。「権三が馬は逸物の、—...
くつ‐わ【轡/銜/鑣】
1 《口輪の意》手綱(たづな)をつけるため、馬の口にかませる金具。くつばみ。くくみ。「—をとる」 2 手綱。 3 紋所の名。円形の中に十字を置く。轡の鏡の部分の形をかたどったもの。 4 遊女屋。...