いま‐だ【未だ】
[副] 1 今になってもまだ実現していないさま。「—はっきりしない事故原因」 2 以前のままであるさま。「周囲の山々は—冬の装いである」 [補説]漢文訓読で「未」を「いまだ…ず」と読むことから、...
いまだ‐かつて【未だ曽て/未だ嘗て】
[副](あとに打消しの語を伴って)今までに一度も。「—師の命に背いたことはない」
いまだ・し【未だし】
[形シク]《副詞「いまだ」の形容詞化》まだその時に達していないさま。まだ早い。未熟だ。現代語でも終止形を体言的に用いることがある。「理論上は解明できたが、実現には—・しの感がある」「—・しき学者...
いまだ‐に【未だに】
[副]今になってもまだ。今もなお。「—雨が降っている」「—忘れられない」 [補説]「今だに」と書くのは誤り。
まだ【未だ】
[形動][文][ナリ] 1 その時点までに実現していないさま。「食事の—な人は早く済ませなさい」 2 ましなさま。「磊落に母親に物をいったりするは—な事」〈二葉亭・浮雲〉 3 いまだに未熟であ...
まだ・し【未だし】
[形シク]《副詞「まだ」の形容詞化》 1 まだその時期に達していない。「花盛りは—・しきほどなれど」〈源・少女〉 2 まだ準備が整わない。不十分だ。「文やり給ひつや。—・しくは、かう書きてやり給...
まだ‐しも【未だしも】
[副]「まだ6」を強めた言い方。よくもないがそれでも。「1人や2人なら—、10人も来るとは」
まだ‐まだ【未だ未だ】
[副]《「まだ」を重ねて、強めた言い方》 1 いまだに。いまでも。「春は—来ない」「—一人立ちできない」 2 もっと。さらに。「これから—寒くなる」