アイス‐ノン
《(和)ice+non》不凍液・ゲル化剤などを密封した保冷効果のある枕の商標名。冷凍庫で冷やしたのち、頭部などに当てて発熱を抑える。
あい‐どこ【相床】
一つの部屋に並べて敷かれた床。また、その隣り合わせの床。遊里では間を屏風(びょうぶ)などで仕切る。「足のさはるも互ひに御免と、枕も定めず—をきけば伊賀の上野の米屋」〈浮・一代男・二〉
あい‐なか【相中/相仲】
1 物と物との間。中間。「いつ迄人と馬の—に寝ていたかわれは知らぬ」〈漱石・草枕〉 2 気の合っている仲。「お父様とお母様と己との—をつつき」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
あい‐な・し
[形ク] 1 感心できない。気にくわない。「親の、今は—・きよし、いひにやらむと」〈更級〉 2 おもしろみがない。つまらない。あじけない。「梨の花…葉の色よりはじめて、—・く見ゆるを」〈枕・三七...
あえ‐な・い【敢え無い】
[形][文]あへな・し[ク] 1 もろく、はかない。あっけない。「—・い最期を遂げる」「—・く負ける」 2 どうしようもない。しかたがない。「みづから額髪(ひたひがみ)をかきさぐりて、—・く心細...
あお【青】
[名] 1 色の名。三原色の一つで、晴れた空のような色。藍(あい)系統の色から、黄みを加えた緑系統の色までを総称する。また、公家の染織衣服や襲(かさね)の色目では、緑色を意味する。 2 馬の毛...
あおいろ‐すがた【青色姿】
青色の袍(ほう)を着た姿。「いみじき公達なれど、えしも着給はぬ綾織物を、心にまかせて着たる、—などめでたきなり」〈枕・八八〉
あおくも‐の【青雲の】
[枕] 1 雲がわき出る意から、「出(い)づ」にかかる。「—出で来(こ)吾妹子(わぎもこ)」〈万・三五一九〉 2 雲の色から、「白」にかかる。「—白肩(しらかた)の津」〈記・中〉
あおに‐よし【青丹よし】
[枕] 1 「奈良」にかかる。奈良坂で顔料の青土を産したところからという。「—奈良の都は」〈万・三二八〉 2 「国内(くぬち)」にかかる。「—国内ことごと見せましものを」〈万・七九七〉
あおやぎ‐の【青柳の】
[枕]《青柳の糸のような枝を鬘(かずら)にかける意から》「いと」「かずら」などにかかる。「—いと定めなき人の心を」〈拾遺・恋三〉