おばしま【欄】
てすり。欄干。「楼上の—に干したる敷布、襦袢(はだぎ)などまだ取入れぬ人家」〈鴎外・舞姫〉
らん【欄】
1 印刷物の紙面上の、区切られた一定の部分。特に、罫(けい)で囲まれた部分。「答えは左の—に記入せよ」 2 新聞・書籍・雑誌などで、決まった記事を載せる区切られた一定の部分。「投書—」 3 てす...
らん【欄】
[常用漢字] [音]ラン(呉)(漢) [訓]おばしま 1 てすり。おばしま。「欄干/勾欄(こうらん)・高欄・朱欄」 2 木を横に渡した囲い。「欄井」 3 紙面の、区分された部分。「欄外/空欄・上...
らん‐かん【欄干/闌干/欄杆】
橋・階段などの縁に、人が落ちるのを防ぎ、また装飾ともするために柵状に作り付けたもの。てすり。
らん‐かん【欄干/闌干】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 星や月の光があざやかなさま。「武蔵野の冬の夜更て星斗—たる時」〈独歩・武蔵野〉 2 涙が盛んに流れるさま。「涙—として魂飛揚すと見えて」〈古活字本保元・中〉
らん‐がい【欄外】
書籍・新聞・印刷物などの、印刷部分の外。また、罫(けい)で囲まれた部分の外。「—の余白」「—に注記する」
らん‐せい【欄井】
井桁(いげた)のある井戸。
らん‐ま【欄間】
天井と鴨居(かもい)との間の開口部。採光・通風のために設け、格子や透かし彫りの板などをはめて装飾も兼ねる。
らんま‐ぶち【欄間縁】
欄間の縁どりの細い木。