いん‐しん【殷賑】
[名・形動]活気があってにぎやかなこと。また、そのさま。繁華。「歳末の市場は—を極める」「駅の中に—な商店街があって」〈百閒・特別阿房列車〉
うば‐ら【姥等】
近世、京都で歳末に出た女乞食の一種。赤い前垂れをかけ、手ぬぐいなどで顔を覆って物乞いをした。
うり‐だし【売(り)出(し)】
1 売りはじめること。 2 新しい商品などを市場に出すこと。「新製品の—」 3 一定の期間に限って、商品を特別に安く、または景品をつけて売ること。「歳末の—」 4 知名度が高まっていくこと。また...
おらがはる【おらが春】
江戸後期の俳諧俳文集。1冊。小林一茶著。文政2年(1819)成立。一茶死後25年たった嘉永5年(1852)刊。一茶57歳の年の元旦から歳末までの見聞・感想などを、長女の死を中心に発句を交えて記し...
かざり‐うり【飾り売(り)】
歳末にしめ飾りや門松など、正月の飾り物を売り歩くこと。また、その人。《季 冬》「行く人の後ろ見送り—/虚子」
きょう‐きょう【洶洶】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 波などがわき立つさま。水音が騒がしいさま。「須臾(しゅゆ)にして波濤(はとう)—の音漸く高く」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 騒ぎどよめくさま。「歳末の市中は物情—...
くれ【暮れ】
1 太陽が沈むころ。夕暮れ。また、日の暮れること。「日の—が早まる」⇔明け。 2 ある期間、特に季節の終わり。「秋の—」 3 年の終わり。年末。歳末。「—も押し詰まりまして」《季 冬》
けい‐かい【計会】
1 考えあわせること。とりはからうこと。「内臣となって内外を—し」〈続紀・元正〉 2 物事が重なり合うこと。「物色と人情と—すること疎(おろそ)かなり」〈菅家文草・一〉 3 さしつかえること。取...
こぎ‐ぬ・ける【漕ぎ抜ける】
[動カ下一][文]こぎぬ・く[カ下二] 1 舟を漕いで障害物などの間を通り抜ける。「岩礁を避けて巧みに—・ける」 2 困難な状態などを切り抜ける。「歳末商戦を—・ける」
さい【歳】
[常用漢字] [音]サイ(呉) セイ(漢) [訓]とし 〈サイ〉 1 一か年。とし。「歳費・歳末/終歳・年年歳歳」 2 年月。「歳月/千歳(せんざい)」 3 木星のこと。「太歳(たいさい)」 ...