いちじく【無花果/映日果】
クワ科の落葉高木。高さ約4メートル。葉は手のひら状に裂けていて、互生する。初夏、卵大の花嚢(かのう)を生じ、内部に多数の雄花と雌花をつけるが、外からは見えない。熟すと暗紫色になり、甘く、生食のほ...
いちじくじょう‐か【無花果状果】
肉質の壼状の花序の内側に小さな果実が多数つくもの。イチジク・イヌビワなど。無花果果(いちじくか)。無花果(むかか)。
いちじくじょう‐かじょ【無花果状花序】
花軸の先端が多肉の壼状になり、内面に多数の花をつけるもの。イチジク・イヌビワにみられる。隠頭花序。
無花果(いちじく)人参(にんじん)
数え歌の一。「いちじく、にんじん、さんしょでしいたけ…」と食用の植物の名を並べ、その中に数をこめてある。おはじきなどの遊戯に歌われる。
いちじくボーイとうりうりぼうや【無花果少年と瓜売小僧】
橋本治の小説。昭和53年(1978)に第1作を刊行した青春小説「桃尻娘」シリーズのひとつ。昭和60年(1985)刊行。
うつ‐むろ【無戸室】
戸口をふさいだ室。「—を作りて、その内に入り心(こも)りて」〈神代紀・下〉
な・い【無い】
[形][文]な・し[ク] 1 物事が存在しない。「あやしい節は—・い」「読書に飽きることは—・い」 2 持っていない。「金が—・い」「子供が—・い」「信用が—・い」「品が—・い」「魅力が—・い」...
無(な)い袖(そで)は振(ふ)れ◦ない
実際にないものはどうにもしようがない。持っていないものは出せない。「援助はしたいが—◦ない」
ないない‐づくし【無い無い尽(く)し】
あれもない、これもないといった状態。なにもないこと。ないものだらけ。「—の耐乏生活」
無(な)いもせぬ
《「ない」を強調した表現》ありもしない。「—内を喰ひ費やすも気の毒なり」〈浮・好色盛衰記・四〉