あこぎ【阿漕】
[名・形動]《禁漁地である阿漕ヶ浦で、ある漁師がたびたび密漁をして捕らえられたという伝説から》 1 しつこく、ずうずうしいこと。義理人情に欠けあくどいこと。特に、無慈悲に金品をむさぼること。また...
オクシモロン【oxymoron】
意味の矛盾する語句を並べて、言い回しに効果を与える修辞法。「無慈悲な親切」「ゆっくり急げ」など。撞着(どうちゃく)語法。
おに【鬼】
《「おん(隠)」の音変化で、隠れて見えないものの意とも》 [名] 1 仏教、陰陽道(おんようどう)に基づく想像上の怪物。人間の形をして、頭には角を生やし、口は横に裂けて鋭い牙(きば)をもち、裸...
おにおに‐し・い【鬼鬼しい】
[形][文]おにおに・し[シク]《「鬼し」を強めていう語》鬼のように荒々しく恐ろしい。無慈悲である。「何処(どこ)か柔(やさ)しい中にも、—・い所があって」〈二葉亭訳・夢かたり〉
鬼(おに)の空念仏(そらねんぶつ)
無慈悲な者が心にもなく殊勝なようすをすることのたとえ。鬼の念仏。
鬼(おに)の目(め)にも涙(なみだ)
無慈悲な者も、時には慈悲心を起こし、涙を流すことがあるということ。
おに‐ばば【鬼婆】
1 老婆の姿をした鬼。おにばばあ。「安達原(あだちがはら)の—」 2 残酷で無慈悲な老女をののしっていう語。おにばばあ。
おに‐ふうふ【鬼夫婦】
1 残酷で無慈悲な夫婦をののしっていう語。 2 性格が全く違う者どうしの夫婦。「似た者は夫婦といふが、わたしらが夫婦は—」〈滑・浮世風呂・三〉
おに‐よめ【鬼嫁】
残酷で無慈悲な嫁をののしっていう語。また、夫が妻のことをおどけていう。
かく‐えき【赫奕】
[名・形動]物事が盛んなこと。また、そのさま。「大地の層土上に写出したる—なる史詩に至ては」〈尺振八訳・斯氏教育論〉 [ト・タル][文][形動タリ]光り輝くさま。かくやく。「太陽は無慈悲にも...