こと‐わり【理】
《「断り」と同語源》 [名] 1 物事の筋道。条理。道理。「彼の言葉は—にかなっている」「盛者(じょうしゃ)必衰の—」 2 わけ。理由。「いみじう—言はせなどしてゆるして」〈能因本枕・三一九〉...
理(ことわり)過(す)ぎて
あたりまえの程度を越えて。極端に。
理(ことわり)過(す)・ぐ
あたりまえの道理や程度を越える。常識を越える。「なべて世の憂きはならひと思ひこし—・ぎて身を嘆くかな」〈新拾遺・雑中〉
理(ことわり)迫(せ)めて
1 道理を尽くして。「美しくもまた—上手に説いたことであったろう」〈露伴・連環記〉 2 道理がきわまって。もっともなことで。「大声あげて嘆きしは—あはれなり」〈浄・生玉心中〉
理(ことわり)無(な)・し
1 理由がない。筋道が立たない。「典薬が答(いら)へ、—・きおほせなりや」〈落窪・二〉 2 道理に合わない。道義をわきまえない。「—・きが恐しさに、やもめは逃げ出でて」〈読・春雨・樊噲下〉
こと‐わ・る【理る】
[動ラ四]《「事割る」の意》物事の筋道をはっきりさせる。是非を判断する。「とりどりに—・りて、中の品にぞ置くべき」〈源・帚木〉
り【理】
1 物事の筋道。ことわり。道理。 ㋐不変の法則。原理。理法。「自然の—」 ㋑論理的な筋道。理屈。ものの道理。「—の通らぬ話」「—を尽くす」「盗人にも三分の—」 2 中国宋代の哲学で、宇宙の根本原...
り【理】
[音]リ(呉)(漢) [訓]おさめる きめ ことわり [学習漢字]2年 1 玉石を磨いたときに現れる筋のある模様。広く、筋の通った模様。「肌理(きり)・地理・文理・木理・連理」 2 物事に備わっ...
り‐あい【理合(い)】
わけあい。理由。道理。「それと同じ—で」〈里見弴・安城家の兄弟〉
り‐うん【理運/利運】
1 よいめぐり合わせ。幸運。「—を得る」 2 道理にかなっていること。「今度山門の御訴訟、—の条もちろんに候」〈平家・一〉 3 当然出あうべきめぐりあわせ。道理にかなっためぐりあわせ。「これはう...