ゆが【瑜伽】
《(梵)yogaの音写。相応と訳す》心の制御・統一をはかる修行法。冥想による寂静の境に入って、絶対者との合一を目的とする。ヨーガ。
ゆが‐きょう【瑜伽教】
《三密瑜伽を主とするところから》密教の異称。
ゆが‐さんみつ【瑜伽三密】
⇒三密瑜伽
ゆがしじろん【瑜伽師地論】
大乗論書。漢訳では弥勒(みろく)説とし、チベット訳では無著(むじゃく)著とする。4世紀ころ成立。玄奘(げんじょう)訳100巻が有名。瑜伽行の実践を詳説し、唯識中道の理に悟入すべきことを説くもの。...
ゆが‐しゅう【瑜伽宗】
1 インドの瑜伽派のこと。 2 密教の異称。
ゆが‐しんれい【瑜伽振鈴】
密教の修法で、その前後2回、金剛鈴を振り鳴らすこと。
ゆが‐じょうじょう【瑜伽上乗】
《瑜伽の行は無上の仏乗であるという意》密教の美称。
ゆが‐の‐ほっすい【瑜伽の法水】
仏語。密教の修法により仏と一体となった境地になることを、法水にひたることにたとえていう語。
ゆが‐は【瑜伽派】
1 ⇒ヨーガ派 2 ⇒唯識派(ゆいしきは)
ゆが‐みっしゅう【瑜伽密宗】
真言宗の異称。三密の修行をする真言密教をいう。