しら‐き【白木】
1 皮をはぎ、削っただけで、何も塗ってない木。「—の柱」 2 トウダイグサ科の落葉小高木。本州以西の山地に自生。葉は広卵形。6月ごろ、枝先に総状花序をつくり、上部に多数の黄色の雄花、下部に数個の...
しらき‐ごし【白木輿】
1 親王・摂関家・清華(せいが)・大臣以上が使用した白木造りの輿。しらこし。 2 葬儀のとき、棺をのせる白木造りの輿。しらこし。
しらき‐づくり【白木造り/白木作り】
木地のままの材でつくること。また、そのもの。「—の家具」
しらき‐の‐ねんぶつ【白木の念仏】
自力をまじえない他力の念仏を白木にたとえたもの。法然の弟子証空(しょうくう)の言葉。
しらき‐ゆみ【白木弓】
削ったままの、漆を塗らない白木の弓。しらきのゆみ。
しら‐ゆう【白木綿】
白色の木綿(ゆう)。
しらゆう‐ばな【白木綿花】
白木綿を花に見立てた言い方。波や水の白さのたとえとして用いられる。「山高み—に落ち激(たぎ)つ滝の河内は見れど飽かぬかも」〈万・九〇九〉
しろ‐き【白木】
1 樹皮をむいた木材。→黒木 2 杉・ヒノキなど材質の白い木材。
しろ‐きくらげ【白木耳】
シロキクラゲ科のキノコ。倒木などに生え、半透明のゼリー状の塊をつくる。中国では古くから不老長寿の薬として珍重。乾燥させたものを銀耳と呼ぶ。
しろ‐もめん【白木綿】
紡績糸を漂白したもの。また、染色していない木綿糸で織った織物。