つっ‐ぽう【筒袍】
「筒袖(つつそで)」に同じ。「ひとえものの下へ白き—をきて」〈魯文・安愚楽鍋〉
つつ【筒】
1 丸く細長くて中が空洞になっているもの。くだ。管(かん)。「竹の—の花入れ」 2 銃身。砲身。転じて、小銃や大砲。「になえ—」「大—」 3 ブーツの足首から上、ふくらはぎの入る部分。「—回り3...
つつ‐い【筒井】
筒のように丸く掘った井戸。
つつい【筒井】
姓氏の一。 [補説]「筒井」姓の人物筒井修(つついおさむ)筒井順慶(つついじゅんけい)筒井康隆(つついやすたか)
つつい‐おさむ【筒井修】
[1917〜1990]プロ野球選手・審判員。香川の生まれ。昭和11年(1936)巨人に入団するが、第二次大戦での負傷により引退。戦後審判員となり、3000試合出場第1号となる。
つつい‐じゅんけい【筒井順慶】
[1549〜1584]安土桃山時代の武将。大和筒井城主。山崎の戦いで、洞ヶ峠(ほらがとうげ)に陣を置き明智光秀・羽柴秀吉両軍の形勢を眺め、有利な羽柴方についたとされ、日和見(ひよりみ)主義の典型...
つつい‐づつ【筒井筒】
1 筒井をかこむ、わく。 2 《伊勢物語・二三の「筒井つの井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな妹(いも)見ざるまに」の歌から》幼ともだち。幼なじみ。「—の昔しもふるけれど、振わけ髪のおさなだちよ...
つつい‐やすたか【筒井康隆】
[1934〜 ]小説家。大阪の生まれ。パロディーとブラックユーモアで現代を風刺し人気を博す。「虚人たち」で泉鏡花文学賞、「夢の木坂分岐点」で谷崎潤一郎賞、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞を受...
つつ‐お【筒落】
「筒落米(つつおごめ)」の略。「旦那の身上(しんしゃう)で一年に千両、二千両は—でもあること」〈浄・淀鯉〉
つつお‐ごめ【筒落米】
刺米(さしまい)のとき、米さしの筒から地面にこぼれ落ちた米。「貰へども一粒くれぬ—人は噛むらし面影に立つ」〈仮・仁勢物語・下〉