かて【糧/粮】
《「かりて(糧)」の音変化》 1 食糧。食物。「その日の—にありつく」 2 精神・生活の活力の源泉。豊かにし、また力づけるもの。「音楽は心の—」 3 古代、旅などに携帯した食糧。干し飯(いい)の...
かて‐うどん【糧饂飩】
大根やほうれんそうなどの野菜片(糧(かて)とよぶ)を添えた武蔵野うどん。東京、小平市周辺の郷土料理。
糧(かて)を棄(す)て船(ふね)を沈(しず)む
《楚の項羽が鉅鹿(きょろく)の戦いで、川を渡るのに使った船を沈め、釜を壊し、小屋を焼いてから戦い、秦の軍に大勝した「史記」項羽本紀の故事から》決死の覚悟で戦いに臨むたとえ。
かり‐て【糧/粮】
食糧。食物。かて。「いかにか行かむ—は無しに」〈万・八八八〉
りょう【糧/粮】
旅行や行軍などに携帯する食料。糧食。かて。
りょう【糧】
[常用漢字] [音]リョウ(リャウ)(漢) ロウ(ラウ)(呉) [訓]かて 〈リョウ〉旅行や行軍の際に携行する食物。主食となる食料。かて。「糧食・糧道・糧米・糧秣(りょうまつ)/衣糧・口糧・食...
りょう‐しょう【糧餉】
軍隊の食糧。兵糧(ひょうろう)。「南軍に—大(おおい)に至るの報あり」〈露伴・運命〉
りょう‐しょく【糧食】
食糧。特に、備蓄・携行した食糧。「—が尽きる」
りょう‐どう【糧道】
食糧を運ぶ道筋。また、食糧を手に入れる方法。「—を断たれる」
りょう‐のう【糧嚢】
食糧を入れて背負ったり腰につけたりする袋。糧袋(りょうたい)。