あいしゅうのまちにきりがふるのだ【哀愁の町に霧が降るのだ】
椎名誠による自伝的長編小説。昭和56年(1981)から昭和57年(1982)にかけて全3巻を刊行。のちにイラストレーターとなる沢野ひとし、弁護士となる木村晋介らと過ごした自身の青春時代を描く。
あいじん【愛人】
《原題、(フランス)L'Amant》デュラスの自伝的小説。1984年刊。同年、ゴンクール賞受賞。仏領インドシナで過ごした少女時代の性体験を描く。1992年、ジャン=ジャック=アノー監督により映画...
あかつきのめだま【暁の目玉】
福田清人の自伝的な児童小説。昭和43年(1968)刊。「春の目玉」「秋の目玉」とあわせた三部作の最終作。
あきのめだま【秋の目玉】
福田清人の自伝的な児童小説。昭和41年(1966)刊。「春の目玉」「暁の目玉」とあわせ三部作をなす。第4回野間児童文芸賞受賞。
アグネス‐グレー【Agnes Grey】
ブロンテの長編小説。1847年発表。教区牧師の娘が、住み込みの家庭教師(ガバネス)として働きながら成長していく姿を描く。著者の経験に基づく自伝的小説。
アシスタント【Assistant】
マラマッドの自伝的長編小説。1957年刊。イタリア系米国人の青年とユダヤ人の商人の関係性を通して、人間の尊厳について描いた作品。
あすなろものがたり【あすなろ物語】
井上靖の小説。主人公鮎太の成長と、6人の女性の交流を描いた自伝的小説。昭和28年(1953)刊。
あにき【兄貴】
今江祥智の自伝的長編小説。昭和51年(1976)刊。昭和48年(1973)刊行の「ぼんぼん」の続編。
あへんじょうようしゃのこくはく【阿片常用者の告白】
《原題Confessions of an English Opium-Eater》ドクインシーの自伝的小説。1822年刊。増補改訂版は1856年刊。
アポロンのしま【アポロンの島】
小川国夫の短編小説、またそれを表題作とする短編小説集。昭和32年(1957)に私家版として発表。「東海のほとり」「エリコへ下る道」など、欧州留学時の体験をもとに描いた半自伝的作品を収める。発表当...