いり‐まい【入舞】
1 「入綾(いりあや)」に同じ。 2 物事の終わり。「東国、北国も乱れたり。…世既に至極せり。—にや」〈盛衰記・二八〉
おう‐し【奥旨】
宗教・学芸などの、奥深い意味。奥義(おうぎ)。「輪説を好み珍しき所を求むるは、至極の—に至らざる時の事なり」〈連理秘抄〉
おもい‐つき【思い付き】
1 思いついたこと。ふと浮かんだ考え。「なかなかいい—だ」「—で行動されては迷惑だ」 2 いい考え。おもしろい着想。「お前の言って来て呉れた下宿屋は至極—だと思う」〈虚子・続俳諧師〉
かた‐で【堅手】
1 質のかたいこと。かたく作ってあること。また、その物。「—の茶碗」 2 実直・律義な性質。「至極—の侍」〈浄・天の網島〉
かん‐たい【緩怠】
[名・形動] 1 いいかげんに考えてなまけること。また、そのさま。「自己の—を恥じる」 2 失敗すること。過失。手落ち。「—をわびる」 3 無礼、無作法なこと。また、そのさま。「—至極」「—千万...
きょう‐えつ【恐悦/恭悦】
[名](スル) 1 相手の好意などを、もったいなく思って喜ぶこと。多く、感謝の意を表すときに用いる語。「—至極に存じます」 2 非常に喜ぶこと。「唐人船も行くえ知れずになって、まずまず—だ」〈藤...
きょく【極】
[音]キョク(漢) ゴク(呉) [訓]きわめる きわまる きわみ きめる [学習漢字]4年 〈キョク〉 1 物事の中心。「太極」 2 端まで行きつくす。きわめる。「極言・極力」 3 行きつくし...
ごく‐ずい【極髄】
1 物の中心となる部分。物事の主要部分。 2 この上なくはなはだしいこと。至極。ごく。「—の馬鹿大門でどなた様」〈柳多留・一二九〉
ご・す
[動サ特活]《「ごっす」の音変化》「ある」の意の丁寧語。あります。多く補助動詞として用いる。「牛は至極高味で—・す」〈魯文・安愚楽鍋〉
し【至】
[音]シ(呉)(漢) [訓]いたる [学習漢字]6年 1 ぎりぎりのところまで行き着く。いたる。「乃至(ないし)・必至」 2 この上ない。いたって。「至極(しごく)・至言・至上・至当・至難・至福...