ひ‐がき【檜垣/菱垣】
1 檜(ひのき)の薄板を網代(あじろ)に編んでつくった垣根。 2 衣服の文様の一。1の編み目のようになったもの。 3 「菱垣船(ひがきぶね)」の略。
ひがき‐あや【檜垣綾】
檜垣2に菊花文様を織り出した綾。
ひがき‐かいせん【菱垣廻船】
江戸時代、江戸・大坂間の定期貨物船。積み荷が落ちないよう、左右の船べりにさくのように立てた垣立(かきたつ)をひし形に組んだのでこの名がある。江戸の十組問屋(とくみどいや)と大坂の二十四組問屋とに...
ひしがき‐かいせん【菱垣廻船】
⇒ひがきかいせん(菱垣廻船)
ひがき‐とんや【菱垣問屋】
菱垣廻船を運用して江戸と大坂との間の荷物を廻漕した問屋。弘化3年(1846)からは、同年結成の九店仲間差配となった。菱垣廻船問屋。
ひがき‐ぶね【菱垣船】
⇒菱垣廻船(ひがきかいせん)
ひし【菱/芰】
1 ミソハギ科の水生の一年草。池や沼に生え、茎は細長く、泥水中を伸びる。葉は菱状三角形で、葉柄の一部にふくらみがあり、四方に出て水面に浮かぶ。夏、葉の間から短い花柄を伸ばし、水上に白い4弁花を開...
ひし‐いた【菱板】
「菱縫(ひしぬい)の板」に同じ。
ひし‐おり【菱織(り)】
菱形模様が浮き出るように織ること。また、そのように織った織物。
ひしかわ【菱川】
姓氏の一。 [補説]「菱川」姓の人物菱川師宣(ひしかわもろのぶ)