から‐むし【空蒸(し)】
[名](スル) 1 材料の味を生かし、下味をつけないで、材料の水分だけで蒸すこと。また、その料理。 2 雨が降らないで蒸し暑いこと。
さむらい‐あり【侍蟻】
アリ科の昆虫。体長は働きアリで約5ミリ。体は黒褐色で、大あごが鎌状。夏の蒸し暑い午後にクロヤマアリの巣を襲い、さなぎを略奪して自分の巣へ運び込み、羽化すると奴隷として使う。日本各地で普通にみられる。
じょう‐ねつ【蒸熱】
蒸し暑いこと。蒸暑。「時方に三月、—我が盛夏の如し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
じょく‐しょ【溽暑】
1 蒸し暑いこと。《季 夏》「庭山は埃汚れの—かな/圭岳」 2 陰暦6月の異称。
じょく‐ねつ【溽熱】
蒸し暑いこと。溽暑。
どよう‐なぎ【土用凪】
夏の土用のころの、風がなく海が静かで、蒸し暑い状態。《季 夏》
むしくり‐あつ・し【蒸しくり暑し】
[形ク]蒸し暑い。「はや夜中、—・う寝にくやと」〈浄・薩摩歌〉
むし‐むし【蒸し蒸し】
[副](スル)風がなくて湿度が高く、蒸し暑いさま。「—(と)して寝苦しい」