あきんど‐やど【商人宿】
主に行商人を泊める宿屋。あきんどはたご。
油(あぶら)を売(う)・る
《近世、髪油の行商人が、客を相手に世間話をしながら売ることが多かったことから》むだ話などをして仕事を怠ける。
あめ‐うり【飴売り】
飴を売り歩く行商人。近世からあり、チャルメラなどを吹いて売り歩いた。
いさ‐ば【五十集】
1 (東日本で)魚商。また、その商品。 2 (西日本で)行商や運搬に用いられてきた和船。いさばぶね。
いたずら‐もの【悪戯者】
1 いたずらをする者。いたずら好き。「手に負えない—」 2 みだらな者。特に、身持ちのよくない女性。「様子や言葉使のみを見て、—だと断定してはならない」〈荷風・濹東綺譚〉 3 「徒人(いたずらび...
いなか‐わたらい【田舎渡らひ】
田舎に行って生活すること。また、行商などで地方を回り歩くこと。「—しける人の子ども」〈伊勢・二三〉
インフォーマル‐セクター【informal sector】
非公式部門。開発途上国にみられる経済活動において公式に記録されない経済部門のこと。靴磨き・行商などといった職種から構成されている。
うき‐がし【浮(き)貸し】
[名](スル) 1 金融機関の役職員が自己または第三者の利益を図るために、その地位を利用して職務上保管している金銭を不正に貸し出す行為。 2 古い商習慣で、呉服・薬などの行商人に商品を貸しておき...
うり‐こ【売(り)子】
1 雇われて、商品を店先で売ることを仕事とする人。また、列車内・駅・劇場などで商品を売り歩く人。 2 商家で、商品を行商する使用人。 3 男色を売る者。若衆。「この所も、—、浮世比丘尼のあつまり...
え‐ぶね【家船】
《「えふね」とも》九州北西部、特に長崎県沿岸で、住居として一家族が船に乗り、漁業や行商をして生活していた漂泊漁民。