あと‐さき【後先】
1 ある場所の前と後ろ。前後。「—を見回す」 2 ある時点の前と後。過去と将来。前後の事情。「—の考えもなく着手する」 3 物事の順序。また、筋道。「—を取り違える」
おもて‐づかい【面使い】
能の演技で、顔を左右に動かして見回す型。
かい‐し【回視】
[名](スル) 1 過去をふりかえってみること。回顧。「それは—するに忍びないような、各々の思い出を」〈葉山・海に生くる人々〉 2 あたりを見回すこと。「男前後を—して…、恐怖色に現れ」〈織田訳...
こ‐べん【顧眄】
[名](スル)《「眄」は見回す、または横目で見ること》振り返って見ること。こめん。「他の者の意嚮(いこう)を—しなければならない」〈倉田・愛と認識との出発〉
ざ‐ちゅう【座中】
1 会合している一座の中。また、その一座。「—を見回す」 2 芸能の一座の仲間。
し‐こ【四顧】
[名](スル) 1 四方を見回すこと。「林の奥に座して—し、傾聴し、睇視し、黙想す」〈独歩・武蔵野〉 2 辺り。付近。四辺。「—に人声なし」
ずい‐と
[副]一気に、勢いよく動作を起こすさま。また、遠慮なく振る舞うさま。「—腕を伸ばす」「—見回す」「声もかけずに—入って来る」
ぜん‐ご【前後】
[名](スル) 1 ある位置を境にした、まえとうしろ。「—の車輪」「—を見回す」 2 時間的にみた、まえとあと。「大会開幕—の慌ただしさ」 3 物事の順序や相互の関連。また、筋道。「話に—のつな...
ふ‐ぎょう【俯仰】
[名](スル) 1 うつむくことと仰ぎ見ること。見回すこと。「権貴の顔色を—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉 2 立ち居振る舞い。起居動作。「—今昔(こんせき)の感に堪えず」〈紅葉・二人女房〉
み‐くるべか・す【見転べかす】
[動サ四]目をぎょろつかせて見回す。きょろきょろと見回す。「眼を車の輪のごとく—・して」〈宇津保・俊蔭〉