あらくれ
徳田秋声の長編小説。大正4年(1915)発表。勝気なお島が、本能の赴くままに生きようと男から男へと渡り歩き傷ついていく流転の半生を、写実的に描く。
えき‐すい【易水】
中国河北省を流れる川。太行(たいこう)山脈北部の五廻嶺(ごかいれい)に源を発し、大清河(だいせいが)に合流。戦国時代、燕(えん)のため秦(しん)の始皇帝暗殺に赴く刺客荊軻(けいか)が、この川のほ...
えん‐すう【遠陬】
都から遠く離れた地方。「—に赴く」「—の地」
おしゅん‐でんべえ【お俊伝兵衛】
浄瑠璃「近頃河原達引(ちかごろかわらのたてひき)」などの主人公の男女の名。恋敵の官左衛門を刺殺した井筒屋伝兵衛は、相愛の遊女お俊と心中に赴く。実在については諸説がある。
かえらぬ‐たび【帰らぬ旅】
[連語]死んであの世へ行くこと。死出(しで)の旅。「—に赴く」
勝(か)ちを千里(せんり)の外(そと)に決(けっ)す
《「史記」高祖本紀から》戦場に赴くことなく、いながらにして、はかりごとをめぐらして勝利を収める。
かん‐きょう【感興】
何かを見たり聞いたりして興味がわくこと。また、その興味。「—の赴くままに筆を走らせる」「—をそそる」
きょうじん【凶刃】
藤沢周平による時代小説シリーズ「用心棒日月抄」の第4作。シリーズ最終作となる本作では、主人公青江又八郎は用心棒稼業で生計を立てる浪人ではなく、城勤めをしており、藩からの命で江戸に赴く。平成元年(...
くに‐いり【国入り】
[名](スル) 1 大名が自分の領地に赴くこと。また、武士が主君の領地に行くこと。入国。 2 (多く「お国入り」の形で)有名人などが自分の故郷に帰ること。
げ‐こく【下国】
[名](スル) 1 律令制で、国を大・上・中・下の四等級に分けたうちの最下級の国。和泉(いずみ)・伊賀・志摩・伊豆・飛騨・隠岐(おき)・淡路・壱岐(いき)・対馬(つしま)の9か国。 2 昔、都か...