くわえ【銜え】
くわえること。多く、名詞の上に付いて、複合語として用いる。
くわえ‐ギセル【銜えギセル】
キセルに手を添えないで、口にくわえたままタバコを吸うこと。
くわえ‐こ・む【銜え込む】
[動マ五(四)] 1 歯や唇で奥深くしっかりとくわえる。「パイプを—・む」 2 女が男を連れ込む。引っ張り込む。「どこかへ客を—・むらしく」〈織田作之助・夫婦善哉〉
くわえ‐タバコ【銜えタバコ】
巻きタバコに手を添えないで、口にくわえたままで吸うこと。
くわえ‐めん【銜え面】
1 面の内側にある突起を口にくわえてかぶる面。 2 歌舞伎で、顔をそぎ落とされる場面に用いる張り子の仮面。たもとや懐中にしのばせておいて、切られる瞬間、口にくわえる。殺面(そぎめん)。
くわえ‐ようじ【銜え楊枝】
楊枝を口にくわえること。飲食のあとのようすや気どったようすにいう。
くわ・える【銜える/啣える/咥える】
[動ア下一][文]くは・ふ[ハ下二] 1 口に軽く挟んで支える。「楊枝(ようじ)を—・える」「物欲しそうに指を—・えている」 2 引き連れる。伴う。「君は小夜さんを何時迄も—・えている気は無いね...