なが‐え【長柄】
1 器物や武具の柄の長いこと。また、その柄。「—のひしゃく」 2 柄の長い器具や武具。槍・刀・銚子など。
ながえ‐がたな【長柄刀】
柄を長くした刀。
ながえ‐の‐かさ【長柄の傘】
貴人などにさしかけるため、柄を長くした傘。のちに、遊女が揚屋・引き手茶屋などへ往来するのにも用いた。ながえのからかさ。
ながえ‐の‐ちょうし【長柄の銚子】
柄の長い銚子。鶴亀・松竹梅などの模様のあるものが多い。
ながえ‐の‐やり【長柄の槍】
柄の長さが2間(約3.6メートル)から3間(約5.4メートル)に及ぶ槍。やぐらおとし。
ながえ‐もち【長柄持】
長柄の傘、長柄の槍(やり)などを持って主人に従う者。
なが‐つか【長柄】
1 矢束(やつか)のきわめて長いもの。 2 柄(つか)の長い刀。 3 ニシキギンポ科の海魚。
ながら【長柄】
大阪市北区の地名。淀川と新淀川との分岐点の南西側に位置する。
ながらのとよさき‐の‐みや【長柄豊碕宮】
⇒難波長柄豊碕宮(なにわのながらのとよさきのみや)
ながら‐の‐はし【長柄の橋】
長柄あたりにあった橋。現在の長柄橋付近にあったといわれる。[歌枕]「難波なる—もつくるなり今は我が身を何にたとへむ」〈古今・雑体〉