あざ・る【戯る】
[動ラ下二] 1 たわむれる。乱れ騒ぐ。ふざける。「酔ひあきて、いとあやしく、潮海のほとりにて、—・れあへり」〈土佐〉 2 (多く助動詞「たり」を伴って)打ち解ける。くだけた態度である。「寄り...
いっ‐かん【一貫】
[名](スル) 1 一つの方針・方法・態度で、始めから終わりまでつらぬき通すこと。「態度が—している」「首尾—」 2 ㋐重量の単位。→貫1 ㋑昔の貨幣の単位。→貫2
いなか‐だいじん【田舎大尽】
1 田舎の金持ち。 2 田舎から出てきて、遊里などで豪遊する者。「或は—の珍客、或は一わけありて首尾したる初度の祝儀などは」〈色道大鏡・二〉
うで‐しだい【腕次第】
物事の出来、不出来が腕前の有無により決まること。「首尾は君の—だ」
勝(か)ちを制(せい)・する
勝利を自分のものとする。勝利を決める。「首尾よく—・する」
きまり【決(ま)り/極まり】
1 物事が決まること。問題になっていたり面倒だったりした物事の終わり。決着。おさまり。「これで話は—だ」「仕事に—を付ける」 2 よりどころとして定められている事柄。規則。通則。「—を破る」「—...
しげ‐うち【繁打ち】
たくさんの糸で細かく組むひもの打ち方。また、そのひも。「時の首尾によりて名古屋打ちの帯、—の下げ緒」〈浮・一代女・五〉
しょう‐おう【照応】
[名](スル)二つのものが互いに関連し、対応すること。特に、文章の前と後の文句が互いに対応していること。「首尾が—する」
しり‐くち【後口/尻口】
1 《「しりぐち」とも》牛車(ぎっしゃ)などの後方の出入り口。「尼の車、—より水晶の数珠、薄墨の裳、袈裟、衣、いといみじくて、簾はあげず」〈枕・二七八〉 2 後ろと前。あとと先。「—首尾つづまら...
常山(じょうざん)の蛇勢(だせい)
《常山にすむ蛇は、首を打たれれば尾が助け、尾を打たれれば首が、胴を打たれれば首と尾とが一致して助けたという、「孫子」九地の故事から》 1 先陣・後陣、左翼・右翼が相応じて攻撃・防御に協力し、敵に...