あおき‐しげる【青木繁】
[1882〜1911]洋画家。久留米の生まれ。西欧世紀末芸術の影響を受けて伝説・神話に取材した作品が多い。放浪のうちに夭折。「海の幸」「わだつみのいろこの宮」などの作がある。
あおき‐しゅうひつ【青木周弼】
[1803〜1864]江戸末期の医学者。周防(すおう)の人。名は「しゅうすけ」とも。江戸・長崎で蘭学を学び、のちに長州藩医として種痘を実施。著「袖珍(しゅうちん)内外方叢」「察病論」など。
あわたぐち‐たかみつ【粟田口隆光】
南北朝・室町初期の絵師。絵仏師として名を成し、清涼寺本「融通念仏縁起絵巻」2巻のうち絵二段を描いた。生没年未詳。
いがらし‐ちから【五十嵐力】
[1874〜1947]国文学者。山形の生まれ。早大教授。坪内逍遥(つぼうちしょうよう)の門下で、国文学の文芸学的研究に業績を残した。著「新国文学史」「新文章講話」など。
う【禹】
中国古代、夏(か)王朝の始祖とされる伝説上の帝王。姓は姒(じ)、名を文命ともいう。父鯀(こん)の業を継いで治水に成功。舜(しゅん)から帝位を譲られた。夏禹。→洪範九疇(こうはんきゅうちゅう)
うえむら‐しょうえん【上村松園】
[1875〜1949]女流日本画家。京都の生まれ。本名、津禰(つね)。竹内栖鳳(たけうちせいほう)などに師事し、四条派の伝統に近代的感覚を加えた画風を確立した。昭和23年(1948)女性初の文化...
ウルピアヌス【Domitius Ulpianus】
[170ころ〜228]ローマの法学者。「ローマ法大全」の「学説集」50巻のうち、3分の1の法文は彼の論著の引用とされる。著「告示註解」。
えん‐の‐ぎょうじゃ【役の行者】
奈良時代の山岳修行者。修験道の祖。大和国葛城山で修行し、吉野の金峰山(きんぶせん)・大峰山などに霊場を開いた。仏教に通じ、祈祷(きとう)・呪術などをよくしたが、文武天皇のとき、讒言(ざんげん)...
おう‐せいえい【汪精衛】
⇒汪兆銘(おうちょうめい)
おう‐ちょうけい【王寵恵】
[1881〜1958]中国の政治家・法律家。東莞(とうかん)県(広東省)の人。字(あざな)は亮疇(りょうちゅう)。孫文と親しく、近代的中国法典作成に努力。国際連盟中国代表・国民政府外交部長などを...