こ‐がいし【顧愷之】
[345ころ〜405ころ]中国、東晋の文人画家。無錫(むしゃく)(江蘇省)の人。字(あざな)は長康。人物画にすぐれた。「女史箴(じょししん)図」「洛神賦図」などの模写されたものが伝わるほか、画論...
こがく‐せんせい【古学先生】
伊藤仁斎の諡号(しごう)。
こが‐せいり【古賀精里】
[1750〜1817]江戸後期の儒学者。肥前の人。名は樸(すなお)。字(あざな)は淳風。陽明学・朱子学を学び、藩校を経て昌平坂学問所教授となる。柴野栗山・尾藤二洲とともに、寛政の三助と称された。...
こが‐とうあん【古賀侗庵】
[1788〜1847]江戸後期の儒学者。肥前の人。精里の三男。名は煜。諸子百家に通じ、父とともに昌平坂学問所の教授を務めた。著「海防臆測」「劉子」など。
こがねい‐きみこ【小金井喜美子】
[1870〜1956]翻訳家・小説家。島根の生まれ。本名、キミ。森鴎外の妹で、小金井良精(こがねいよしきよ)の妻。レールモントフの「浴泉記」の翻訳で知られる。著「森鴎外の系族」「鴎外の思ひ出」など。
こがねい‐こじろう【小金井小次郎】
[1818〜1881]江戸末期・明治初期の侠客。武蔵小金井の名主の子。本姓は関。講談・浪曲・芝居に多く脚色されている。
こがねい‐よしきよ【小金井良精】
[1859〜1944]解剖学者・人類学者。新潟の生まれ。東大教授。日本の石器時代人やアイヌ人の骨格を研究、また近代解剖学の分野を開拓した。
こが‐はるえ【古賀春江】
[1895〜1933]洋画家。福岡の生まれ。本名は亀雄(よしお)で、後に僧籍に入り良昌と改名。キュビスムから出発、クレーふうの詩的幻想画を経て、晩年はシュールレアリスムの傾向を強めた。
こが‐まさお【古賀政男】
[1904〜1978]作曲家。福岡の生まれ。歌謡曲を多数作曲。その旋律は古賀メロディーと称される。作品「酒は涙か溜息か」「影を慕いて」など。没後、国民栄誉賞受賞。