こまつ‐の‐ないふ【小松の内府】
《住居が小松殿で、内大臣(内府)だったところから》平重盛の異称。
こまつ‐の‐みかど【小松の帝】
《生まれた所が小松殿であったところから》光孝天皇の異称。
こまつ‐の‐みや【小松宮】
旧宮家の一。明治3年(1870)創立の東伏見宮を明治15年(1882)改称したもの。
こみや‐とよたか【小宮豊隆】
[1884〜1966]独文学者・評論家。福岡の生まれ。夏目漱石門下として、「漱石全集」を編集。著「夏目漱石」「芭蕉の研究」など。
こみやま‐ふうけん【小宮山楓軒】
[1764〜1840]江戸後期の儒学者・民政家。常陸(ひたち)の人。名は昌秀。通称、次郎右衛門。立原翠軒に師事し、彰考館員となり、農政・歴史に通じた。著「農政座右」「垂統大記」など。
こむらさき【小紫】
江戸初期の江戸吉原三浦屋の遊女。刑死した愛人、平井(白井)権八のあとを追って自殺。浄瑠璃や歌舞伎などに脚色。生没年未詳。→白井権八
こむら‐じゅたろう【小村寿太郎】
[1855〜1911]政治家・外交官。宮崎の生まれ。外相となり、対英米協調を主軸に大陸進出を図る小村外交を確立。日英同盟締結、ポーツマス講和条約、韓国併合、関税自主権の回復に当たった。
こむら‐せったい【小村雪岱】
[1887〜1940]日本画家。埼玉の生まれ。本名、安並泰輔。挿絵・舞台装置でも活躍。 星川清司によるの伝記小説。平成8年(1996)刊行。
こめ‐しょうぐん【米将軍】
《米価調節、米の増産などに努力したところから》徳川吉宗の通称。
こめたに‐ふみこ【米谷ふみ子】
[1930〜 ]小説家。大阪の生まれ。本名、富美子(ふみこ)。米国に留学後米国人作家と結婚、小説の道に入る。「過越しの祭」で芥川賞受賞。他に「遠来の客」「ファミリー・ビジネス」など。