たあ【他阿】
[1237〜1319]鎌倉中期の時宗の僧。法号は真教房蓮阿、のち他阿弥陀仏。一遍と教化事業を進め、二祖遊行(ゆぎょう)上人ともよばれた。
た‐あみだぶつ【他阿弥陀仏】
時宗の本山、清浄光寺(遊行寺)の住職が代々用いる別号。 ⇒他阿(たあ)
たいが【大雅】
「詩経」の分類の一。31編。六義(りくぎ)の一つである雅を、小雅とともに構成する。周王朝の儀式・宴席などでうたった詩で、周の歴史を主題とした叙事的内容のものもある。 ⇒池大雅(いけのたいが)
たい‐きとう【戴季陶】
[1891〜1949]中国の政治家。四川省の生まれ。名は伝賢。号は天仇。日本に留学後、革命運動に入り、孫文の死後は国民党右派の領袖。国民政府委員・考試院長を歴任。著「日本論」など。タイ=チータオ。
たいきょう‐しょうきょう【大喬小喬】
中国三国時代、呉の喬公の二人の娘。姉の大喬は孫策の、妹の小喬は周瑜(しゅうゆ)の妻となった。ともに美貌(びぼう)で兵書を好んだといわれ、画題にされる。二喬。
たいぎ【太祇】
⇒炭太祇(たんたいぎ)
たい‐ぎょう【戴顒】
[378〜441]中国、南北朝時代の宋の学者。銍(しつ)(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は仲若(ちゅうじゃく)。官の召請を辞し、隠者として過ごした。荘子の大旨を述べ、「逍遥(しょうよう)論...
たいけん‐もんいん【待賢門院】
[1101〜1145]鳥羽天皇の皇后、藤原璋子(ふじわらのしょうし)の院号。父は藤原公実。元永元年(1118)皇后となり、崇徳・後白河両天皇を産んだ。
たい‐こう【太閤/大閤】
摂政・太政(だいじょう)大臣に対する敬称。のち、関白辞任後も内覧の宣旨を受けた人、または関白の位を子に譲った人の称。 豊臣秀吉のこと。
たいこう‐ぼう【太公望】
中国、周代の政治家。姓は呂(りょ)、名は尚、字(あざな)は子牙(しが)。渭水(いすい)で釣りをしていて、周の文王に見いだされ、先君太公の望んでいた賢人だとして太公望とよばれたといわれる。文王・...