とう‐ていかん【藤貞幹】
[1732〜1797]江戸中期の考証学者。京都の人。姓は藤原または藤井という。号、無仏斎・好古。国学・有職故実を修め、特に古文書・金石文に通じた。著「衝口発(しょうこうはつ)」「好古日録」など。
とうとう‐し【陶唐氏】
中国五帝の一人、尭(ぎょう)の称。初め唐侯に封ぜられ、のち、天子となって陶を都としたところからいう。唐尭。
とうどう‐しづこ【藤堂志津子】
[1949〜 ]小説家。北海道の生まれ。本名、熊谷政江。都会的な恋愛小説、特に中年女性の心理をえぐった作品で、同年輩の女性を中心に多くの読者を得る。「熟れてゆく夏」で直木賞受賞。他に「マドンナの...
とうどう‐たかとら【藤堂高虎】
[1556〜1630]安土桃山時代・江戸初期の武将。近江(おうみ)の人。浅井長政・羽柴秀長・豊臣秀吉らに仕えた。関ヶ原の戦い、大坂の陣では徳川家康に属し、その功により伊勢・伊賀など32万石に封ぜ...
とう‐の‐つねより【東常縁】
⇒とうつねより
とうのべ‐かおる【東野辺薫】
[1902〜1962]小説家。福島の生まれ。本名、野辺慎一。郷里で中学校・高校の教師を務める。福島県文学会会長。「和紙」で芥川賞受賞。他に「国土」「栄雅堂」など。
とうはた‐せいいち【東畑精一】
[1899〜1983]農業経済学者。三重の生まれ。東大教授。日本の資本主義や農業問題を研究。第二次大戦後は農業総合研究所所長・アジア経済研究所所長などを歴任。文化勲章受章。著「日本農業の展開過程...
とうば【東坡】
中国宋代の文人、蘇軾(そしょく)の号。
とう‐ひつぶ【董必武】
[1886〜1975]中国の政治家。湖北省出身。1921年中国共産党の創立に湖北省代表として参加。長征に参加し、第二次国共合作期には、共産党代表として周恩来らと武漢・重慶に駐在した。中華人民共和...
とうふく‐もんいん【東福門院】
[1607〜1678]後水尾天皇の中宮。徳川秀忠の娘。名は和子。徳川幕府の朝廷対策により、14歳で入内。明正天皇の母。