ぼくし【墨子】
中国、戦国時代初期の思想家。名は翟(てき)。墨家の祖。儒家の仁を差別愛であるとみなし、血縁によらない普遍的・無差別的博愛や反戦・平和を説いた。生没年未詳。
中国の思想書。現存53編。
および...
ぼくとつ‐ぜんう【冒頓単于】
[?〜前174]中国、前漢のころの匈奴(きょうど)王。在位、前209〜前174。父を殺して単于(君主)となり、東胡・月氏を破ってモンゴル高原を統一。漢の高祖を包囲して講和を約束させるなど、遊牧国...
ボシュエ【Jacques Bénigne Bossuet】
[1627〜1704]フランスの神学者・説教家・歴史家。イエズス会で学び、1670年にルイ14世の王子の教師、81年にモーの司教となる。王権神授説を説くとともに、フランス教会の自由を主張した。著...
ぼたんか‐しょうはく【牡丹花肖柏】
[1443〜1527]室町中期の連歌師・歌人。公家の中院通淳(なかのいんみちあつ)の子。別号、夢庵・弄花軒。和歌を飛鳥井雅親(あすかいまさちか)に学び、連歌を宗祇(そうぎ)に師事して古今伝授を受...
ぼだい‐だるま【菩提達磨】
《(梵)Bodhidharmaの音写》[?〜528]中国禅宗の始祖。インドのバラモンの出身。6世紀初め中国に入り、各地で禅を教えた。少林寺で面壁九年の座禅をしたといわれる。梁武帝との禅問答や、弟...
ボッカチオ【Giovanni Boccaccio】
[1313〜1375]イタリアの作家・人文学者。ルネサンス期の代表的作家の一人で、短編小説集「デカメロン」は近代散文小説の先駆とされる。ほかに、小説「フィローコロ」など。ボッカッチョ。
ボッケリーニ【Luigi Boccherini】
[1743〜1805]イタリアの作曲家。古典派室内楽曲の様式を確立した。作品に「チェロ協奏曲」など。
ボッチョーニ【Umberto Boccioni】
[1882〜1916]イタリアの彫刻家・画家。1912年に「未来派彫刻の技術宣言」を発表、未来派の代表者の一人として活躍した。作「空間の中の連続するユニークな形態」など。
ボッティチェリ【Sandro Botticelli】
[1444ころ〜1510]イタリアの画家。フィレンツェ派。流麗な描線を特色とする。作「春」「ビーナスの誕生」など。ボッティチェルリ。
ボナベントゥラ【Bonaventura】
[1221〜1274]中世イタリアの神学者・スコラ哲学者。フランチェスコ修道会総長。アウグスティヌス主義の伝統を継承した神秘主義者。著「魂の神への道程」など。