マリア‐マグダレナ【Maria Magdalena】
キリスト教の聖女。キリストが七つの悪霊を追い払って救った女性。キリストの復活の目撃者。祝日7月22日。マグダラのマリア。
マリウス【Gaius Marius】
[前157ころ〜前86]古代ローマの軍人・政治家。騎士身分から執政官となり、私兵をもってユグルタ戦争を平定。民衆派の首領として、閥族派のスラと対立した。
マリク‐シャー【Malik Shāh】
[1054〜1092]セルジューク朝第3代のスルターン。在位1072〜1092。ニザール=アル=ムルクを宰相に登用して政治を安定させ、西アジア全域を支配、セルジューク朝の全盛期を現出した。
マリケン【Robert Sanderson Mulliken】
[1896〜1986]米国の物理化学者。分子中の電子の状態を研究し、分子軌道法を創始した。また、電荷移動錯体の概念を提唱した。1966年ノーベル化学賞受賞。
マリタン【Jacques Maritain】
[1882〜1973]フランスの哲学者。初めベルクソンの「生の哲学」に傾倒、カトリック入信後はネオ‐トミズムの立場から近代思想を批判、実存主義的ヒューマニズムを提唱した。著「認識の諸段階」「キリ...
マリニョーリ【Giovanni de' Marignolli】
[1290ころ〜1357]イタリアのフランチェスコ会宣教師。教皇ベネディクトゥス12世の命で、東方布教のため、陸路で中国に赴き、1342年、元の順帝に謁見。
マリネッティ【Emilio Filippo Tommaso Marinetti】
[1876〜1944]イタリアの詩人。1909年「未来派宣言」を発表、未来派運動の指導者的役割を果たした。のち、ファシズムに同調。詩「老水夫」、小説「未来派人マファルカ」など。
マリノフスキー【Bronislaw Kasper Malinowski】
[1884〜1942]英国の文化人類学者。ポーランド生まれ。南太平洋トロブリアンド諸島での参与観察によって画期的な民族誌を著す。文化を統合体としてとらえ、機能主義の方向を開いた。著「西太平洋の遠...
マリボー【Pierre Carlet de Chamblain de Marivaux】
[1688〜1763]フランスの劇作家・小説家。巧みな心理分析と洗練された文体を特徴とする恋愛喜劇や小説を書いた。戯曲「愛と偶然との戯れ」、小説「マリアンヌの生涯」など。
マリー‐アントワネット【Marie-Antoinette】
[1755〜1793]フランス王ルイ16世の妃。マリア=テレジアの四女。浪費癖と無思慮な行動で民衆の反感を買い、フランス革命の際、国外逃亡を企てたが失敗し、革命の敵として処刑された。